パッケージ: gramofile (1.6-12)

蓄音機から CD に音声を移行

GramoFile により、(例えば) 蓄音機のレコードから音声を録音し、信号処理を施し て結果を聞けるようにします。.WAV フォーマットの音声ファイルを利用するため、 他の多くのプログラムとファイルをやりとりすることができます。Wodim(1) により CD-Recordables に焼きつけて、お気に入りのレコードの音楽を CD にすることがで きます。GramoFile のユーザーインターフェースは windows 的なルックアンド フィールを持っており、非常に使い易くなっています。

GramoFile のもっとも重要な部分の一つは、デジタルオーディオ信号を処理する能 力です。いくつかのフィルタを適用することで、クリックノイズやスクラッチノイ ズのような雑音を大きく低減することができます。これらのフィルタは一回の実行 でどんな次数でも (また何回でも) 適用できるようプログラムされており、一次 ファイルは必要ありません。各フィルタのプロパティを別個に設定することがで き、どんな状況でも最適な結果を得ることができます。

もうひとつの興味深い機能は、トラック分割です。レコードの全面を一つの .wav ファイルにするだけで、GramoFile はどこにそれぞれのトラックがあるのかを検知 します。これは完全に自動的に行われ、オプションを設定する必要はまったくあり ません。より経験を積んだユーザーはアルゴリズムの微調整したり検知されたト ラックの開始点および終了点を変更したりできますが、一般的にはその必要はあり ません。トラック時間は編集可能な (プレーンテキストの) .tracks ファイルに保 存され、これを使って各トラック毎に一つの処理済み .wav ファイルが生成されます。

.wav ファイルの録音および再生のために、David Monro による brec(1) および bplay(1) の修正版が含まれています。これらのプログラムはバッファー付き録音お よび再生を提供するので、負荷の大きいシステムでも正常に動作します。両プログ ラムは標準的 GramoFile ユーザーインターフェースをサポートするよう修正されて います。Brec には「グラフィカル」ピークレベルメーターが追加され、bplay には 再生時間表示が追加されています。

タグ: 使用を可能にするハードウェア: 外部記憶装置, CD reader, 役割: role::program, scope::application, インタフェースツールキット: Ncurses TUI, 目的: データの変換, use::storing, works-with-format::iso9660, サポート形式: works-with-format::wav, works-with::archive, 取り扱い対象: 音声

このページは以下の言語でもご覧になれます (デフォルトの言語を設定するには):